ArchWSLのセットアップ
システム要件
- Windows 10 1709 Fall Creators Update x64以上
- Windows Subsystem for Linux機能が有効になっていること
インストール手順
現在は2種類のパッケージを提供しています。
1: zipファイル
- zipファイルをダウンロード
- zip内のすべてのファイルを同じディレクトリに展開します 展開先のディレクトリには書き込み権限が必要です。 例えば、
C:\Program Files
は使用できません。 Arch.exe
を実行するとそのディレクトリ内でインストールが実行されます。
exeファイルのファイル名がWSLのインスタンス名に使用されます。 リネームすると、
2: appxパッケージ
.appx
と.cer
ファイルをダウンロードします。.cer
ファイルを”ローカルマシン”の”信頼されたルート証明機関”にインストールします。 詳細は証明書のインストールページを参照してください。 証明書のインストールには管理者権限が必要です。.appx
をダブルクリックし、インストールします。
インストール後の設定
rootパスワードの設定
>Arch.exe
[root@PC-NAME]# passwd
デフォルトユーザーの設定
ArchWikiを参照してください。 Sudo
>Arch.exe
[root@PC-NAME]# echo "%wheel ALL=(ALL) ALL" > /etc/sudoers.d/wheel
(sudoersファイルを設定します)
[root@PC-NAME]# useradd -m -G wheel -s /bin/bash {username}
({username}というユーザーを追加します)
[root@PC-NAME]# passwd {username}
({username}というユーザーにパスワードを設定します)
[root@PC-NAME]# exit
>Arch.exe config --default-user {username}
(デフォルトのユーザーを{username}に設定します)
デフォルトユーザーの変更がうまく行かない場合は, コンピュータを再起動するか、LxssManagerサービスを再起動してください。 詳細は(issue #7)を参照してください。
LxssManager
を再起動するには、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します:
net stop lxssmanager && net start lxssmanager
キーリングの初期化
以下のコマンドを実行してmキーリングを初期化してください。 (この作業はpacmanを使用する前に必ず必要です。)
>Arch.exe
[user@PC-NAME]$ sudo pacman-key --init
[user@PC-NAME]$ sudo pacman-key --populate
[user@PC-NAME]$ sudo pacman -Syy archlinux-keyring
systemctl代替ツールをインストール (任意)
WSLはsystemdをサポートしていません。 しかし、systemdを代替するツールや別の名前空間を作成しsystemdを実行するツールを使用できます。 既知の問題を参照してください。